コンサート情報  Information Concert

この記事をクリップ!
29 aout 2009, 18h Recital Chopin sur le pianino Pleyel de 1834 au Festival « Un piano sous les arbre », Lunel-Viel

sous_les_arbres_150x150.jpg


30 aout 2009, 18h Recital Chopin sur le pianino Pleyel de 1834 au Chateau d’Assas

3 octobre 2009 Recital "Les Romantiques Oublies" Chopin-Heller-Herz-Liszt, Chateauroux

7 octobre 2009, 20h30 Recital "Les Romantiques Oublies" Chopin-Heller-Herz-Liszt a l’Archipel, Paris

Pianino

この記事をクリップ!
私は「フォルテピアノも弾きます」と言うわりには、モダンピアノ(いわゆる現代のピアノ)で普段練習しているので、フォルテピアノでの演奏会があるときには、とにかくその楽器から出てくる音の可能性を聞き、なるべく集中的に楽器に触れて、タッチをならしていく。

このピアニーノもすばらしい表現力がある、と言っても、モダンピアノのように弾いてしまったら、あっという間に限界の音(フォルテ以上の汚い音)になり、響きのよさというものが死んでしまう。

そこで、できるだけ耳を研ぎ澄まして、弱音の中での微妙なニュアンスを探していくと、急にフレーズが語りかけてくる瞬間が見つかる。
そこが、チャンス!
鍵盤にふれる指の微妙な距離感。まるで、やわらかい絹をなでるように弾く、とでもいうのだろうか。
よくフランス語の表現で使う「生卵の上を歩く(扱いがわからず怖々ふれる)」というのとは違う。

呼吸を深く。
流れにさからわず。
ちょうど筆ですーっと線を描くように、奏でる。


pianino3.jpg
8/26 Tavernola(タヴェルノラ)のサン・ピエトロ教会にて。
リハーサル中。

pianino4.jpg
こんなに小さいんですー。

pianino5.jpg
小さな町中にはられたポスター。
写真はロベルト&クララ・シューマン夫妻です。


この同じ楽器で9月8日(金)20時からパリ11区にてコンサートがあります。
プログラムはショパンの作品が中心です。
プライベートなコンサートですが、もしご興味のある方はご遠慮なくメール手紙にて私までご連絡ください。追って住所をお知らせします。

マエストロ・マウロ・アウグスティーニ

この記事をクリップ!
8月は一週間イタリアに行っていました。

メインはオリヴィエ(夫)の修復したプレイエルの1837年作ピアニーノでの演奏会。25日(土)Sarnico、 26日(日)Tavernolaとそれぞれイゼオ湖のほとりの小さな町の教会でのコンサートでした。

pianino_1.jpg

このピアニーノ、という楽器は、特にショパンが気に入って使っていた楽器で、縦型の小さいピアノとは思えないほどの表現力、透明感があって繊細な音色、独特の残響によって音が混じりあい、鍵盤に指をふれると、音のまわりにふわっとした空気のようなものが漂います。

この楽器の現代のピアノと大きく違う点は、すべて木でできているということ。
鉄のフレームがないので、男性ふたりいれば、軽々と持ち上がります。
そこで、パリからこの楽器を車に積んで、いざイタリアへ!

pianino2.jpg

写真は、Sarnico(サルニコ)のサン・パオロ教会前です。
これからピアノを降ろすところ。
ピアノがワゴン車にぴったりはまっちゃってるの、見えますか?

メインのコンサートの5日前に1000キロの道のりをドライブして到着した私たち。
ピアノを会場の教会に下ろして、翌日はオリヴィエの知り合いの住むTreviso(トレヴィーゾ)まで足をのばすことにしました。

Trevisoでは知り合いのお宅拝見が目的だったのですが、途中寄り道しまくっているうちに時刻はお昼前に…。
そういえば、Trevisoといえば、7月に日本でマスタークラスを聴講させていただいたマエストロ・アウグスティーニが住んでいるところ!シューマン・リサイタルで共演したテノール小田求さんの師で、イタリア伝統のベル・カントを継承されるオペラ歌手!
ということで、もしご挨拶でもできたらうれしいな~、と思い、途中で発見したアップルストアで、しばしネット検索……。

ありました!Mauro Augustiniウェブサイト

サイトに載っている電話番号と住所をメモり、携帯電話をとる。
ご自宅にいきなりお電話して、失礼ないかしら…。

数回の発信音のあと、聞きなれたマエストロの張りのあるお声!
キャー。(、、、ってあんた…)


「あの、日本の千葉でお会いしましたアヤですが。今トレヴィーゾに来ているんです。ちょっとご挨拶でも、と思って。」

とイタリア人にフランス語でまくし立てる私。

マエストロはしばらくのわけがわからないようだったけれど、思い出してくださったらしく。私のフランス語をオウム返しに(笑)。

「ああ、ああ!日本であったアヤだね!」

そして、そのあとはイタリア語。
「じゃあ、これからうちに来るかい?」
と言ってるようだけど、私、イタリア語は半分も理解できず。

「ちょ、ちょっと待って!Mon mari(私の夫)に変わりますー」
とオリヴィエに変わってもらって、いきなり彼のお宅にお邪魔することに。


道に迷ったあげく、到着すると、私たちのことを心配したマエストロは玄関の外で待っていてくださった。
なんて親切な方!

そして、ふとみるとテラスには人数分のお皿が。

約束なしでやってきた私たちに昼食をもてなしてくださるマエストロ。
なんて寛大な方!

ちょうど日本から研修にきていた日本人オペラ歌手Kotaroさんと、トレヴィーゾに留学中のソプラノ歌手Tamamiさんも一緒に、太陽の下でランチ。

来てよかった!イタリア最高!

sarnico1.jpg 
到着早々談笑するオリヴィエとマエストロ。

sarnico2.jpg
パスタに生ハムにイチジク添えスモークサーモン、かぼちゃ、ルッコラのサラダ。
素敵すぎ~~~。大好物ばかり!

sarnico3.jpg
マエストロと奥様。



食後のコーヒーをご馳走になった後、マエストロはレッスンということで私たちはおいとましました。

ほぼ初対面の私たちに仲間のように接してくださったマエストロ。
その寛大な心が音楽にも振動となって、すくってもすくっても枯れない泉のように満たしてくれるのだろう……。
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ